もし、何らかの関係で喪主になることがある場合には、やることがたくさんあることを覚悟しておく必要があります。誰もが葬儀の喪主をやりたいわけではありませんが、やらなければならない立場に立たされてしまうこともあります。そうした時に慌てないためにも、何をすべきなのか知っておくと安心できるでしょう。まず、葬儀会社を決める事から始めます。これは病院などから紹介を受けることもできるので、助けてくれる人がいれば、そのサポートをありがたく受けるようにすることで、負担の軽減になります。
人が亡くなった際は最後のお別れの場として葬儀を行いますが、葬儀にも様々な種類があり葬式自体のタイプも色々選ぶ事が可能です。選ぶ事自体は遺族が行いますが、日本では仏式の一般葬が多く選ばれています。それ以外に家族葬や1日葬などもありますが、その中の1つとして直葬と呼ばれる式タイプがあります。大きな特徴となるのが通夜や告別式は行わず、直接火葬を行う式になります。そのため直葬と呼ばれるだけでなく火葬式と呼ばれたり荼毘といった名前で呼ばれる事もある式タイプの1つとなります。
大切な人が亡くなった時、多くの遺族がお通夜や告別式を行って最後の挨拶ができるようにしています。また亡くなった人が天国に旅立てるようにお通夜や告別式を実施しているので、とても大切な役割を持っています。そんなお通夜や告別式に参加する際、きちんとした身だしなみで参加するのが基本です。あまりにも場違いな身だしなみで参加してしまうと遺族に迷惑をかけてしまったり、参列している人に怪しい人物として判断されるので要注意です。
葬儀に参列する際、男性はブラックスーツなどの準礼装にします。ブラックスーツの上着はダブルでもシングルでも問題ありません。もしブラックスーツがなければ黒のビジネススーツでも可能です。ポケットチーフはつけてもつけなくても構いません。つけるなら色は黒か白にします。ワイシャツは白い無地にして、襟が開いたシャツはくれぐれもやめましょう。カフスボタンは黒オニキスか黒曜石ならOKです。夏の時期は半袖のワイシャツでもいいですが、行っている間はジャケットを着用します。
葬儀参列時に女性なら黒色のコンパクトなバッグを手に持つことが多いですが、男性の場合は何も持たないでいることも少なくはありません。すべてジャケットのポケットに入れて参列をするため、特にバッグを持たなくても良いのではと考えるためです。実際に男性の多くは葬儀参列だからといって、特別なバッグを用意することはほとんどありません。つまり参拝時には手ぶらということ、実はこれこそが日本男子にとっては一般的、逆に女性みたいにバッグを持つことの方が珍しいくらいです。