年齢や故人との関係性によって変化する香典金額
2016年12月31日
香典とは、通夜や葬儀の時に、故人の霊前に線香や抹香、お花の代わりにお供えする金品のことです。現金を、不祝儀袋に包みます。またその金額は、本人の年齢や、故人とのお付き合いの深さによって変わります。時世によって多少の変動はありますが、だいたいこのくらいという、目安があります。故人が自分の親でも、自分が喪主でない場合は、香典を出します。例えば故人が自分の両親であって、自分が20代の場合は、3万円から10万円が目安になります。
また自分が30代であれば5万円から10万円、40代であれば10万円以上になります。また故人が妻の父の場合の相場は、自分の両親の場合と同じになります。祖父母の場合は、年代によりますが1万円から5万円、兄弟の場合は3万円から5万円、おじやおばの場合は1万円から3万円です。その他の親族になりますと3千円から3万円です。夫婦で参列する場合でも、香典は一つにまとめてしまってよいです。しかし、葬儀の後に会食などがある場合は、それ相当の金額を包むのがマナーです。
また故人が会社の上司のときは5千円から1万円以上、同僚や部下の場合も相場は同額のようです。この相場は、あくまでも目安です。地域毎や、その家族によってもしきたりが異なりますので、周囲と相談ができるならして、調和をとることも大切です。また包むお金は新札を使わないことがマナーです。かといって、しわしわで汚れたお金を使うこともマナー違反とされています。