故人の親族として葬儀に参列する時には、葬儀において身内が守るべきマナーをしっかりと守らなければなりません。葬儀での親族マナーには、服装に関するものがありますが、原則的には正式な喪服を着用することになっています。
男性であれば、上下揃いのブラックスーツで、白地のシャツに黒無地のネクタイや靴下、そしてシンプルなデザインの黒い靴です。女性の場合、和装であれば着物はもちろんのこと、帯や帯締めなども黒色で統一します。洋装なら、黒いスーツかワンピースを着用し、ストッキングや靴も黒色で統一するのが基本です。
身内として葬儀に参列する際のマナーには、香典に関するものもあります。香典の金額が気になるものですが、基本的には故人との関係や自分の年齢、または自分自身の社会的立場などによって金額は変わってくることでしょう。さらに、葬儀の形式がキリスト教式か仏式か、もしくは神式かによって香典袋の種類も違えば書き方も違ってきます。故人のこうした事情を知っている者として、葬儀での親族マナーをしっかり守ることは故人に対する敬意を表すことにもなるため重要です。供物に関しても同様で、宗教により異なる決まりがあるためそれらを守らなければなりません。