日蓮宗の葬儀とは、どのように行われるものなのでしょうか。簡単にご紹介させて頂きたいと思います。まず、日蓮宗とは、日蓮聖人が開祖である宗教であり、題目としては南無妙法蓮華経を唱えるものになります。この題目を唱えることこそが、とても重要であるという考えが背景にはあるでしょう。
そして、この題目を繰り返して唱えることで、法華経に対する信心深さを表現することができるため、死後に霊山浄土で釈迦牟尼仏に会うことができ、成仏ができると教えられています。なので、葬儀でも題目を唱えることがとても大事にされていて、題目を唱えて故人の生前の信心の深さを讃えて、故人が無事霊山浄土に行くことができ、成仏する手助けをするために役立つとされています。
そして、功徳を積むことにもなると言われています。それから、故人が亡くなった日の夜か次の日の夜に通夜が行われるのが、この宗教の特徴で、翌日に葬式と告別式をすることになるのが流れです。葬儀や告別式は、遺族の集合や受け付け準備を含め、朝10時頃から始められるでしょう。
そして、約120分間で閉会するのが普通です。司会者である葬式会社により、開式の宣言があり、僧侶によって読経が始められます。