国際色豊かになっている日本においても、外国人との国際結婚もあるでしょうし、そうなれば、海外のお葬式も気になります。また、最近ではクリスチャン、キリスト教式の葬儀を執り行うケースが増えているようです。所属する教会が必ずありますから、まずはそちらに依頼をしますが、同時に葬儀社も探しておきます。
教会の規模、参列者の人数によっては教会で執り行うことが難しい場合があるからです。もちろん、本来はキリスト教徒信者と、その家族が主体となり執り行うのですが、結婚式もチャペル代わりに教会が一般の方にも提供されるケースもあり、対象者は一般の方まで幅広くなっています。
しかし、カトリックの場合はその限りではなく、お葬式を執り行えるのは、洗礼を受けた信者のみですから、注意したい点です。プロテスタントの場合は、信者でなくとも受け入れてくれている話しです。しかし、故人の交友関係が広く、濃いものであったのなら、やはり葬儀社に依頼するのが適しているでしょう。
ちなみに、キリスト教式では、基本的に納棺式は自宅に神父に来てもらうか、遺族だけで行うようです。また、通夜にあたる式も本来ならばありません。しかし、日本の風習にならって、通夜の祈りが執り行われるケースが一般的になっています。